じゃがいも成長日記 2002/4/10〜8/5,2004


4/10頃
スーパーで買って来たじゃがいもが元気に芽を出していたので、植えることにした。小さく切って乾燥させておく。忙しくてほっておいたので芽も乾燥しきっていたが、めげずに鉢と土を買って来て5〜6個植える(4/21頃)。食用のジャガイモはウイルス感染している(人体には無害)ことが多く葉ばかり茂る、と言われているが気にせず植える。

5/3頃
連休に遊びに行った田舎でたまたまじゃがいもを育てていて、余った種イモがあったのでもらって来た。こちらも古くて元気が無く期待薄だが、スーパーのよりはマシなんじゃないかと思い追加で4〜5個植えてみる。

5/13
遂に芽が出る。先に植えたスーパーのじゃがいもの方だ。

5/19
5/17に、あとから植えた方も芽が出た。っと思ったらそれからたったの2日でこんなに元気に茂っています。すごいなあ。両端に植えた葉の小さな種類があとから植えた方で、内側にある大きな葉がスーパーのイモ(クリックして拡大画像を見ると種類の違いが判ります)。
その後の成長は日進月歩、以下のとおりです。ぼちぼち植え替えないと。というわけでこの子の名前は「日進月歩」という変なのに決定。発芽から10日でこんなになるのかぁ。
5/21 5/23 5/24 5/24(反対側より)

5/24
朝起きてみると、あとから植えた小さい方の人が、「窮屈だよぉ。僕、生まれてこなければよかった。」と泣いているのを聞いてしまい、週末まで待てなくなった。父親の自覚とはこういうものか、と初めて知る。会社の帰りに買ってバスで持ち帰った土は、すごく重かった。
まだちょっと狭いので、5/25にもう1鉢追加。広くなった分、風に弱くなったようで、折れそうな程振り回されている。大丈夫か?頑張れ!
ちなみにこの頃からデジカメライフが少し進歩(デジカメ奮戦記)。
5/24 5/26

上の2鉢(大きい方)がスーパーのイモ。さすがに全景だとデジカメ解像度が苦しい。
6/9 つぼみの中から少し花が見えてくる(イモのため花は蕾のうちに摘んでしまうのが本当は正解)。
5/27 6/4 6/10 6/17


7/7初収穫(デジカメ修理中につき写真無し)、大きさは中から極小まで。中サイズのは1苗につき2個くらいで、あまり多くない。この頃にはもう半数が枯木状態になっている。
7月下旬にはほとんど取り尽くし、写真のようになる。
青葉が残っているものはこの状態になってもまだ芋が成長しているようだ。

8/5 最後の収穫。あまり沢山収穫できるわけではないのでちょっと物足りなかったけれど、味は良いし、ほとんど手間もかからないので楽しかったと思います。そういえば収穫した芋の写真を撮るのを忘れましたが、見た目は普通です^^;
反省点
鉢の中での栽培ということで深さが不足するのではないかと思い土を沢山入れたが、これは失敗だった。土寄せをするとき、もうそれ以上土を盛る余裕が無く時々芋が地表に顔を出してしまうからだ。根はさほど深く伸びるわけではないので、植える時は土は少なめにして、土寄せの時期に土を追加するといいだろう。バルコニー菜園ならではのノウハウ。もちろん、プランターは特大サイズを買う。
肥料はやらなくていいということなのでやらなかったが、やはり買って来た土はさほど肥沃ではないし、鉢植えのハンディを補うためにも肥料をやった方が良かったようだ。根拠は無いが、なんとなくそう思う。
プランターの購入
今回使ったプランターよりも深い根菜用のプランターがあることを後日発見。アイリスオーヤマの「ベジタブルプランター深型650」という土容量70リットルのものだ(W65xD45xH38)。しかし、このタイプを常に在庫しているホームセンターは少ないので、アイリスプラザの通販(1,539円)で買うのもいい(梱包単位は6個。もちろんバラでも買える)。また、一般の野菜用には「ベジタブルプランター700」(土容量不明、W70xD40xH26、954円)を愛用している。

オマケ:2004年バージョン(購入したタネいもで)
2004/4/13 植え付け
4/24

用語集 & 解説
種いも
食用のいもではなく、種いも用に栽培されたものの方がウイルスに感染していなくて安心だそうです(普通の芋はアブラムシなどによって野性の植物のウイルスが持ち込まれる)。30g前後ならそのまま、60〜90gなら2つ切り、100g以上は4つ切りにします。切って使うときは切り口に草木灰を付けるか、切口を半日ほど日光にあてて、コルク状にしておくと腐りません。「インカのめざめ」など柔らかい芋は腐りやすいので切らずに丸ごと使います。
植え付け
鉢底の土を敷いたあと油かすを混ぜた土を半分入れ、タネいもの厚さの2倍の深さのところに横に寝かせて植え付けます。
発芽
土の乾燥防止と防寒のために新聞紙をかぶせ、発根を促します。
【ポイント】発芽してから芽かきまで水を与えないようにし、その後表土が乾いたらたっぷり与えます。
芽かき
植え付け後20日程で発芽しますが、発芽は種いも1個につき1本とは限らず、たくさん出て来るものもあります。これを放置しておくと大きな芋ができないので、草丈が8〜10cmの頃、1〜2本残してかき取ります。株元をしっかり押えながら、1本ずつていねいに引き抜きます。また、この頃には増し土をします。
土寄せ
芽が15cmに伸びた頃と、その後半月たった頃の2回、株元に5cmの厚さに土寄せします(図面参考アグリぴあ高岡)。芋の肥大と、品質のために、必要な作業です。
摘蕾
いもの養分が花に向かわないように蕾を摘み取ります。
追肥
追肥は、生育が進みつぼみが見え始めた頃が良く、株元から10cmほど離して、化学肥料を小量施します。ただし、じゃがいもは余程生育の悪い時以外は追肥は必要無いようです。
収穫
一般には、茎葉が黄変した頃、晴天続きを見はからって収穫します。軍手で皮が剥けないように丁寧に土を落します。ある程度乾いたら日陰に移し乾燥させます。あまり日にさらすと芋が緑色に色づいてしまいます。
貯蔵
風通しの良い日陰で更に乾燥させて、もう一度土落しをしてから、穴を開けたダンボールに入れて、保存します(図面参考kcyの家庭菜園)。積みあげて貯蔵すると腐りやすいので薄く並べます。

ご意見、ご感想はこちらのFeedbackのページからどうぞ