デジカメ奮戦記

デジカメくらい簡単に使えるでしょ? と聞いてはいけません。それが、なかなか..

2002/1
年賀状作成のため、デジカメを買う。性能は問わないので安くて小さいやつを、と思っていたが、丁度発売されたAXIAのiX-130(130万画素)を購入。1万円くらい。この価格帯だと30万画素が普通なので、ちょっと得した気分。 ix130

実はこのデジカメ、USBでパソコンに転送するのにちょっと苦労した。というのも、ドライバがWindows用とMacintosh用しか付いていない(普通、みんなそうだって)。
私のPCはLinux。Windowsを使う時はLinux上にVMwareというバーチャルPCを走らせ、その上でWindows2000を動かしている。
このVMware上のWindowsは普通にUSBが使えるのだが、なぜかiX-130のドライバだけは動かない(接続するといきなりWindowsが落ちる)。
そこで、デジカメから画像を取り込むためには、一旦WindowsとLinuxを落として、電源を入れ、Windowsを直接立ち上げてUSBで取り込み、終わったらまたLinuxを立ち上げ直さなければならない。当然その間我が家のメールサーバもWebサーバも止まったままだ。
じゃがいも日記を付け始めたところ、毎日のように画像を取り込むのでさすがにこれでは不便になってきた。

2002/5/24
スマートメディアのリーダでもあればなあ、でも手間かければタダで済むものに金かけるのはいやだなあ。と、思っていたのだが、偶然カタログをみていたら、カードリーダってたったの2,000円で買えるんじゃないの。知らなかった。というわけで早速会社帰りに購入。BUFFALOのMCR-SM2-LTというUSB接続の小さくておしゃれなリーダ/ライタが1,780円で買えた。画像取り込みが画期的に簡単になった。まれにスマートメディアがちゃんと読めず「フォーマットが必要です」とエラーになるのが気になるが実用上問題なし。MCR-SM2-LT
ちなみにWindows2000では、下記のようにMCR-SM2がアイコン表示されるのでとても判りやすい(この機能が無いと単に「リムーバブルディスク」と書かれた箱が表示されるだけなので他のと区別がつかなくなる)。
なお、iX-130というアイコンは、デジカメから直接USBケーブルで接続した場合のものである(前にも書いたようにVMware上でこれを使うとWindowsがぶっ飛ぶ)。

2002/6/2
いや、待てよ。ここまでできたら、べつにWindowsなんか使わなくても、Linuxから直接見えるんじゃないか? やってみる。当然できる。うーんこれに気付くまで1週間もかかった私は馬鹿かも。ちなみに動作状況はこんな感じ。
% cat /proc/bus/usb/devices
    (中略)
    S: Manufacturer=MELCO INC.
    S: Product=MCR-SM2
もしここまでがうまくいかなかったら
% /etc/rc.d/init.d/murasaki start  を実行してから再挑戦してみましょう。
% tail -1 /etc/fstab
    /dev/sda1 /mnt/smartcard vfat noauto 0 0
この状態で mount /mnt/smartcard すると、/mnt/smartdard/dcim/100_axia/ に普通の .jpg.movファイルが見えます(もちろん、/dev/sdb1だったりするかも)。

2002/10/5
このデジカメの接写性能を調べてみました。ギザギザのある葉の先端部分から、カメラ前面までの距離を変えて写したものです。真上から写しているので遠近感がありませんが、周囲の葉は最大3cm下(遠く)にあります。さしがねの目盛部分(長い線が1cm単位)を見ると拡大率とピントが判ります。カタログ上のマクロ撮影可能範囲は「約20cm〜30cm」となっていますが、全くその通りで、それを外れると使い物にならないことが判ります。ちなみに写真は「かぶ」の若芽です。 (15cm, 16cm, 17cm)
18cm19cm20cm21cm
22cm23cm24cm25cm

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